初めまして。京都の金閣寺の近くでひっそりとVAPEを楽しんでいる炭酸水と申します。 よく行く京都のVAPEショップ【VAPEWORX】さんにお邪魔したら、店長のパークさんから「VAPEレビューのブログ書かないの?」って言われたので作ってみました。私が購入した物をぼちぼち紹介していこうかなって思ってます。レビューっぽく物撮りするの苦手だ……。

 そんなこんなでVAPEのご紹介。

今回はINNOKIN(イノキン)の新作テクニカルMOD【KROMA-R(クロマアール)】キットのご紹介です。

KROMA-R キット

お値段は7,500円(税別)。高くもなく安くもなくスターターキットならこんなもんですよね。

内容物はこんな感じ。下の画像の黒いビニールに包まれてるのが予備のコイルです。

内容物
・KROMA-R本体
・Ajax Tank(クリアロマイザー)
・Ajax Tank用メッシュコイル(0.16Ω/50w~80w、0.35Ω/30w~55w 各1個ずつ)
・予備品
・充電用USBケーブル
・KROMA-R/ajaxマニュアル
・Warning/safety冊子

最近のINNOKINの製品って外箱綺麗です。なんというか高級感のある感じ。マニュアルにはご丁寧に付属のアトマイザーで高濃度のニコチンリキッドやニコチンソルトは使用するな、と書いてあります。まあ抵抗値低いですし喉痛くなりそうですもんね。

KROMA-R

こちらがKROMA-R本体。私は派手なMODよりもこういった落ち着いた感じのMODの方が好みです。シンプルでかっこいい。

カラーバリエーションはシルバー、ガンメタル、ブロンズ、ブラックの四色で、私が購入したのはガンメタル。

スペックはこちら。

  
  

バッテリー 1850シングルバッテリー(別売り)
サイズ 高さ:131㎜/横:26㎜/奥行:40㎜
モード VW/VV/Boost(soft,normal,hard)/Bypass/Curv
対応抵抗値 0.05Ω~3.5Ω
VW/VV上下限 6.0W~80W/1.0V~7.5V
MAXアウトプット  30A
充電ポート microUSB
充電出力 5V/2A

外観

材質はジンクアロイ。MOD本体部分はブラッシュド仕上げで背面はカーボンチックな感じです。
本体上部と底面は共に鏡面仕上げで微妙に指紋が目立つ印象。

 ザ・エルゴノミックデザインって感じですが、ちゃんとしっかり手にフィットします。持ちやすい。 グリップパフ式なのでどの向きに握ってもパフしやすいのもいい感じです。特に液晶部分を親指側に握ると本体上部のアールがかかっている部分に人差し指が架かるので、細身ながら握りやすい印象。

横幅が26㎜もあるので24㎜直径のアトマイザーとか乗っけても違和感ないのもポイント高いですね。細身なので背の高いアトマイザーとも合いそうです。

操作方法

INNOKIN製のMODは他社のMODとは少し違った操作感。普段はEleafさんとこの製品をよく使ってるのでちょっとなれないかな。

電源のON/OFFはパフボタン3回クリック。液晶部分がそのままパフボタンになってます。5回クリックではないので注意。パフ用のボタンがないので液晶は大きくて見やすい印象。カラーですし。

本体下部の+/-ボタンを同時押しでメニュー画面が出てきます。これもまたちょっと特殊です。上から、VWモード、VWモードの立ち上がり変更(3段階)、VVモード、VVモードの立ち上がり変更(3段階)、カーブモード、バイパスモード、画像には映ってないですけどそのまま下に行くとカットオフの時間設定、スクリーンタイムアウトの時間設定が出てきます。

+/パフ同時押しで電池残量とコイル抵抗値、パフ数の確認ができます。いろんなMODにパフ数の確認機能付いてるけど、これってどこに需要がるんだろうか?

-/パフ同時押しでキーロックです。パフのみ効く状態ですね。

出来る事が多く、VVモードがあるのも個人的に好印象。VVモードってなんで廃れちゃったんでしょうか。使い勝手良くて好きなんですけどね。

ただこのKAROMA-R、ワット数とかボルト数の変更にタイムラグがあるんですよね。数値を変更する時に2秒くらい長押ししないと反応し始めてくれないんですよ。たぶん持ち運んでるときにかってに数値変っちゃわないようにってことなんでしょうけど、これ地味にストレスです。

ぱっと触った印象はこんな感じですかね。

Ajax Tank

続いて付属のクリアロマイザー【Ajax Tan】。キットに付属している予備品は全てクリアロ用です。Oリング、リキッド注入口の予備、ネジが入っています。ネジ使うんだろうか。

スペックはこんな感じ。

容量 5ml
直径 24㎜
ドリップチップ  510

コイルははめ込み式でボトム部分でねじ止めする仕組みです。エアフロ―はボトム部に大きなのが二つ。すっかすかです。付属のコイルの抵抗値が低いのでおもっきしDLでどうぞって感じです。一応ぎりぎりまで絞ればなんとかMTLっぽいドローにはなります。

リキッド注入口はアトマイザートップがスライドします。ロックみたいなのは無いです。一応予備のシリコンパーツも付属しています。

タンク部分はバブルタンクです。同形状のものが2個付属。ストレートタイプのガラスチューブが付属しないのはちょっとマイナス印象。まあ抵抗値低いしメッシュコイルだしでリキッドの消費量が半端ないからなのかな。

構造上、リキッドがタンク内に半分以上残っている状態でコイルを変えることはできません。残りが少量であるなら一応できます。

ところでこのクリアロ、isubシリーズのコイルと互換性があるらしいです。isubシリーズも息の長いシリーズですよね。私がVAPE始めた頃にYouTuberがレビューしてたのを覚えています。

付属のコイルは0.16Ωのものと0.35Ωのものが各1個ずつ。今回は最初から装着してある0.16Ωのコイルを使ってみます。……うん、味薄い。というかエアフローがスッカスカでリキッドが入って来る空気量に負けてます。フルーツ系のリキッド入れたんですけど、入れたリキッドがまずかったか?

最低推奨値の50wだとほんのり香る程度。一応コットン臭っぽいのも感じますがそこまで気になるものではないかと。味薄いならエアを絞ろうとするも、半分閉めた程度じゃ相も変わらずスッカスカのまま。2/3くらい閉めたあたりで笛鳴りが部屋に鳴り響き、1/5くらいまで閉めるとドローそのものは結構重くはなるんですけど今度は揮発量が勝りすぎてジュルジュル言いだします。

とりあえず最高推奨値の80wまで上げてみます。やっぱり空気量の方が多いです。ミスト吐いてるときだけ若干濃くなった……のか?でもやっぱっり吸っている時はあんまり味しないです。あー吸ってたらくらくらしてきた。

それでもコットンなじんでくるとメッシュコイルらしい細かいリキッドの粒か飛んでくる感じがあります。

ただ80w上限のMODに80wかけ続けたら流石に熱を持ってきます。50wでも80wでもあんまり変わらないから間を取って60w位で運用するのがいいのかも。

そういえば私、クリアロ使うのしばらくぶりなんですけどメッシュコイルってミストなめらかでいいですね。スッカスカですけど。普段使いしているものがMTLアトマイザーなのもあって個人的にはこれはちょっと持て余します。スッカスカなので。

総評

全体的に使いやすくまとまったキットかなという印象。VAPE始める方は最初からニコチン入りのリキッド吸うことも少ないでしょうし、「爆煙がしたい!」みたいな感じで煙量を求めているる方にはいいんじゃないでしょうか。ただし、このままの状態でドリップチップだけ付け替えてプルームテックのカプセル吸ったら速攻でカプセル溶ける気がします。

RBAを普段使いしている方にはMOD単体購入をおすすめします。VAPEWORXさん価格で単体だと5,500円(税抜き)。正直こっち買っておけばよかった。KOROMA-Rそのものは見た目もいいですし、実用性も抜群です。ただわざわざクリアロ付きの物を買う必要もないのかなと。18650シングルバッテリーのテクニカルMODでこの手の細身のやつは持っていて損はしないと思うので、テクMOD探しの旅に出ていらっしゃる方は手に取ってみてはいかがでしょう。

VAPEWORX さんの通販サイトはこちら

INNOKIN Kroma-R with Ajax Tank Kit