今回は実質初めてのカテゴリ、RDTA のご紹介です。RDTA ってずっと食わず嫌いをしてたんですが、あの Bishop MTL RTA で話題沸騰の AmbitionMods の新作で、しかも何なら Bishop の時と同じ人とのコラボ商品ということで、これはもう実質兄弟機。気にならないわけがない。

前情報では、どうやら他にない独自の機能が付いているみたいなので、その辺詳しくみて行ってもらえたらなと思います。

今回も【VAPEWORX】さんからご提供いただきました。いつも感謝です。

AmbitionMods Ripley RDTA MTL/RDL

と言う訳で今回は、AmbitionMods (アンビションモッズ) Ripley RDTA (リプレイRDTA) MTL/RDL のご紹介です。お値段税込で¥8,140 也。あ、でも SS カラーのみ¥7,920 でのご提供みたいです。カラバリだけで値段が変わるっていうのは初めて見ました。

制作元の AmbitionMods は暫定今年 1 の呼び声高いあの Bishop MTL RTA の流れを汲んだ RDTA になります。Bishop MTL RTA の詳しいレビューは下記から。

内容物はこんな感じ。

  • Ripley RDTA 本体
  • 交換用ガラスチューブ
  • ドリップチップ
  • エアフローピン(3 種類× 2 個 + 1 個)
  • Xylema チューブ 2 本
  • メッシュプレート 4 枚
  • T 字レンチ
  • イモネジ / O リング類
  • マニュアル

この Xylema チューブって言うのが今回のキモなので詳しい解説は後述で。

スペックはこんな感じ。

サイズ22 mm × 52 mm
タンク容量3.2 ml
エアフローサイドエアフロー
リキッドチャージデッキから
ドリップチップ510
スペック

リキッド容量脅威の 3.2 ml 。こんだけ入れたら流石に漏れない……?結構不安なんだけど。

外観

外観です。

デザインしている人が同じなので、どことなく Bishop MTL RTA に似通ったデザイン。特にトップキャップのデザインはほぼ同じで、そのまま大きくなった感じです。

カラーバリエーションは “SS” “BLACK” “GUN METAL” の 3 色。先述の通り、SS カラーのものだけちょっぴりお安くなってますのでカラーに頓着がないのなら SS カラーがおすすめ。

パーツ点数は、ドリップチップ、トップキャップ、リフィルプラグ、デッキ、エアフローピン × 2、ガラスチューブ、Xylema チューブ × 2、底パーツの計 8 点。画像だと結構細かくなってますが、O リングとかコンタクトピンとかは省略してますので悪しからず。

トップキャップの凸凹は前作の形を踏襲しつつもしっかり肉抜きしてあったり、スレッドが掘り込まれているので重量と熱の対策になってます。ここまで細かくヒートシンクが作られているアトマイザーはそう無いので、普段よりちょっと炊き気味な設定でも全然いけそうです。

というかここまで肉抜きされているってことは、つまりチャンバー内の容積もすごく詰められているっていうこと。これは期待大。

エアフローの調節はトップキャップ両サイドのピンを交換して行います。ここも Bishop のそれを踏襲した形です。ただ Bishop 用エアフローピンとは互換性がないので流用効かないです。

初期セットのエアフローピンは内径 0.8 mm 。付属のピンは 1 mm 、1.6 mm 、1.8 mm の 3 種類が 2 個ずつで完全に穴が塞がったものが 1 個になります。セット的に全閉にはできなくなってますね。まぁピンを挿げ替えるタイプのアトマイザーなので全閉にする意味はないのか。

トップキャップ裏はこんな感じ。

デッキ側のリキッドチャージホールの蓋がトップキャップの位置固定になっているので、トップキャップをはめ込む時は、捻ってはめ込むんじゃなくて、真っ直ぐ差し込むタイプになってます。

デッキ

デッキ見ていきます。

ここも基本的には Bishop によく似た、シングルコイル前提の 2 ポストデッキです。Bishop との大まかな違いは、リキッドのチャージホールとタンクから空気を逃すための穴が空いている位なもの。マジでほぼ一緒です。

チャージホールには O リングで接続されている蓋がついてます。これも頻繁に外すパーツなので無くさないように注意です。

ジグポストにもなるウイッグポストに空いている穴はジュースチャンネルです。一般的な RDTA だと、ウイッグをそのままタンク内に垂らして直接供給するところですが、この Ripley RDTA は一味違います。

で、ここで登場するのが、先の Xylema チューブ。形状は、紙パックの牛乳に付いているストローみたいに先端が斜めになっている金属製のパイプ。このパイプの役割はタンク内のリキッドを毛細管現象によって上階のウイッグまで運ぶこと。

毛細管現象とは、植物が根から吸収した水分を花や葉に届ける時に起こっている、細い管の中を液体が上昇する物理現象のことです。この細いパイプがリキッド供給の要になってる訳ですね。

この 2 本のパイプは、本体とくっついている訳では無いので、ひっくり返すと落ちてきます。気を抜くと絶対無くすヤツなので注意。一応無くしてしまってもオプションパーツとして別途販売されていたりするので、その時は大人しく買いましょう。

付属のメッシュプレートは、ジェネシスビルドをするためではなく、棒状に巻いて Xylema チューブの代わりに使うことを目的にした物みたいです。多分このメッシュを使った方が供給良くなりそうな感じがするので、硬めのリキッドとかで供給不足になりそうならこっち使った方がいいかも。

ビルドしてみる

ではビルドしていきます。今回もいつも通り、カンタル 26 G を内径 3 mm で 6 ラップのいつもの MTL セッティングでビルドしていきます。

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛しまった…… Bishop RTA とデッキ一緒なんだから左巻きデッキだった……。

完全にミスなんですけど気合いでデッキに組み込みました。

これは個体差であって欲しいところではあるんですけど、ポストの片側のネジが、すぐ隣の壁に干渉します。ネジを交換してみても変わらなかったので、ハズレ個体を引いてしまったんだと思いたいところです。

ここからワンポイントなんですけど、ウイッグを通す前に、タンク内と Xylema チューブにリキッドを補填しておきましょう。特に初回はチューブ内にリキッドが補填されてないと、毛細管現象がうまく働かない可能性が出てくるのでこれは予め絶対やっときましょうね。

コットンを通すとこんな感じ。ウイッグポストに綺麗に収まりきる程度のサイズ感にしてます。

コットンをセットしてしまうと、Xylema チューブに直接さわれなくなるので、チューブにリキッド補填しておくのを忘れないように。

吸ってみる

先ずはドローチェック。

初期セットの 0.8 mm のエアフローピンで個人的にはちょうどいい重さです。割と重めでザ・MTL って感じ。

逆に 1 番大きい 1.8 mm のピンだと、ギリ DL だとキツいかなくらいの軽さになります。MTL アトマイザーとして十二分なドローレンジです。こういうのが個人的には理想に1番近いんですよね。

味に関しては、やっぱりと言うか結構 Bishop に近い気がします。あれと一緒で、甘味というよりか風味とか香りが強く出てくるイメージです。美味しいです。

あと、ヒートシンクの構造が徹底してるおかげで、ヘビーチェーンで吸っていても他のアトマイザーよりも全然熱くないのもポイント高いです。家でダラダラ吸うのに持ってこいな性能な気がします。

リキッドの供給に関しては、すでにタンク 2 周分ほど吸い回してみてますが全く申し分ないです。毛細管現象きちんと働いてます。タンク内のリキッドが減ってきても問題なく供給してくれましたし、タンクが空になるまで特に供給不足感は感じなかったです。

あと気になる点としてはやはり漏れに関してだと思います。ただ、これは思っていたよりも全然マシでした。エアホールを指で塞いで思っきし吸ってみる、なんてこともしてみましたが、デッキ内の窪みにリキッドが溜まる程度で済んでます。

なにぶんほぼ初めての RDTA なもので比較対象がないんですが、RDTA は漏れそうだというイメージで敬遠してた私みたいな人には結構向いてるかも。まぁでも持ち運んで外でガンガン使うっていう想定だと絶対漏れ出すと思うので、家でゆっくり吸う用ってイメージでいいと思います。

総評

といった感じで、AmbitionMods から Ripley RDTA MTL/RDL のご紹介でした。

味も良くてデザインも凝られていて、その上漏れにも強く供給不足にもなりづらい、といういつかのbishop RTA を初めて使った時のような衝撃でした。まさに再来。

私が RDTA を敬遠してたのって、漏れそうってのと、コットン垂らしてるのが外から丸見えなのがちょっと好きじゃないこと。あとは掃除がめんどくさそうっていう 3 点が大きな理由だったのですが、そのうち 2 つがこいつ 1 台で解決してしまいました。すごい。掃除がめんどくさいのはこの際もう置いておくことにします。

RDTA をしばらく運用してみて思った最大のメリットは、やはりデッキへのアクセスが容易なこと。パッとデッキにアクセスできるので、コイルの状態を管理しやすいのが良いです。その上 3 ml オーバーのリキッド保持量のお陰で、こいつ片手に持っているだけで済むのも良いですね。

最近は家の中でも POD を使いがちな私ですが、気がつくとすぐタンクの中が空になっている POD と違って、ダラダラと吸い続けても割と保ってくれるので、ここ暫くは家の中ではずっとこの Ripley RDTA を使っています。

先述の通り、そこまで甘味を出せるアトマイザーではなく、断熱効果もしっかり搭載してあることからも、チェーンスモークをする目的で作られているアトマイザーだ、という印象を受けます。

弱点としては、コイルが右巻きではなく左巻きなことと、ちょっと背が高いこと。左巻きは慣れるしかありませんが、背の高さはステルス MOD とかチューブ型 MOD と合わせるとちょうど良い感じになります。……ほんとなんでずっと左巻きなんだろう。右巻きなら即買いしてたって層は結構いそうなのになぁー。

とまぁそんなこんなで、家庭内専用ダラダラ吸い向け MTL アトマイザーをお探しの方、ご一考ください。


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