2020年4月1日からついに全国で飲食店内の禁煙条例が施工されてしまいます。世界的にどんどん喫煙という行為に対して厳しくなってきている気がします。飲食店で、コーヒーやお酒と一緒に喫煙できなくなると思うと少し寂しいです。

一応 VAPE は規制の対象外ではあるのですが、口から煙を吐くという見た目上、喫煙行為が許可されている場所以外で吸うのはやめておくが吉ですね。ただでさえ VAPE はミスト量の多さとかデバイスのゴツさとかで疑惑の眼を向けられやすいものなので、人様の迷惑にならないように気を使うことも大切だと思います。

とまぁ、そんなご時世だからこそ、紙煙草をやめて、いわゆる電子タバコに移行していくような流れもあるかと思います。今回は、そんな方にピッタリそうなスターターキットがやってきました。今回も【VAPEWORX】さんからのご提供です。

INNOKIN PocketBox StarterKit

というわけで INNOKIN(イノキン)の PocketBox StarterKit(ポケットボックス)です。近年では、このブログを始めて一発目に紹介した KROMA-R をリリースしたことで注目を集めたメーカーですね。

【VAPEWORX】さんでは eGo AIO と共に、初めて VAPE を触る方へのスタートキットとしておすすめしているのをよく見かけます。かく言う私も eGo AIO で VAPE を始めた人間なのですが。

価格帯も eGo AIO と同じ ¥2,800(+Tax) とお求めやすく、別売りの交換用コイルも5個セットで ¥1,200(+Tax) となっています。

内容物はこんな感じ。

内容物
・PocketBox 本体
・専用コイル(0.35Ω) 1個
・充電用 USB ケーブル
・O リング
・PocketBox 簡易マニュアル
・プロモーションカード
・ワランティーカード
・ワランティブックレット
・ステッカー

コイル1個しか付属してないんですよねぇ。高抵抗(1.2Ω)のコイルと低抵抗(0.35Ω)のコイルの2種類が販売されているので、せっかくならどっちも入れてくれればいいのに。

スペック

 PocketBox のスペックをざっと紹介。

バッテリー 1200mah 内蔵バッテリー
サイズ 高さ:72㎜/横:25㎜/奥行:47㎜
モード Curv
リキッド容量 2ml
対応抵抗値 0.2Ω~3.5Ω
VW 上限 40W
充電ポート microUSB

外観

こちらが PocketBox 本体です。小さくてこじんまりしているので手のひらにすっぽり収まります。

カラーバリエーションは“WHITE”“BLUE”“BLACK”の全3色。写真だとはっきりと色の違いが見て取れますが、実物を見た感じだと“BLUE”は濃紺って感じでした。

これまでこのブログで紹介してきた内蔵バッテリー MOD 達と比べてもこのサイズ。AIO機種とはいえ、このサイズ感は素晴らしい。

次いでとばかりにジッポライターとの比較写真も。これがほんとのライターサイズ。

PocketBox は本体、コイル、トップキャップ、ドリップチップの4パーツ構成になります。リキッドタンクは本体に内蔵されているので取り外しができません。タンク部分の作りとかの、こういった感じはeGo AIO なんかと一緒なんですけど、これが一番の問題点。バッテリーや基盤が入っている本体とくっ付いているので水洗いがしにくいんですよね。昨今のこういう小型デバイスが POD 機種の独壇場になったのにはこの問題もあったんじゃないだろうか。違ったらごめんなさい。

本体正面にはタンクがむき出しになっていて、リキッド残量が確認できる小窓と、バッテリー残量や通電エラーを示す LED のインジケーター。その下に充電ポートがあります。

緑→黄→赤の順でバッテリー残量の低下を教えてくれます。

写真だと少し見にくい感じがしますが、トップキャプ部分にエアフローコントロールがあります。横長の大きな穴が二か所付いています。これが結構効いてくれるんですよ。

 PocketBox 専用のコイルは DL 用の低抵抗のコイルと、MTL 用の高抵抗のコイルがリリースされていますが、そのどちらにもちゃんと対応できるようになっています。

本体上部にパフボタンが付いてます。ストップウォッチみたいな感じで親指でパフボタンを押す形になります。ボタン部分のみシリコンっぱい加工がしてあります。

このパフボタンの配置、一見違和感があるかもしれませんが、すごく理にかなっていると思います。一般的な MOD ってパフボタンが本体側面に付いているものがほとんどです。ポケットの中にそのまま突っ込んで歩いていると、いつの間にかパフされていてコイルがダメになっていたりすることがよくあるんです。

ところが、この PocketBox のような上側にパフボタンが付いている MOD だとよっぽどのことが無い限り、勝手に押されることが無いんですよ。VAPE ってそもそもバッテリーに無理をさせる機構のものなので、勝手にパフボタンが押される心配がないのは結構重要だと思うんですよね。

セッティング

トップキャップを外して、コイルを取り付けます。タンク側にリキッド入れたらトップキャップをはめ直したら終わり。あとは電源付けてパフボタンを押しながら吸うだけ。相変わらず AIO 系のデバイスは余計な操作がない分、簡単でいいですね。

電源の ON / OFF はパフボタン3回で。KROMA-R の時もそうだったのでイノキンシリーズ恒例っぽいです。

リキッドタンクの小窓の部分に“MAX ライン”が引いてあるので、それ以上リキッドを入れてしまうとトップキャップを閉めた時に漏れ出します。結構しっかり漏れ出すので“MAX ライン”の気持ち手前くらいまでにしておくのがよさそうです。

吸ってみる

今回は2種類のコイルどちらも手元にあるので使ってみようかと。

まずは元々付属している 0.35Ω の方で吸ってみます。

んー、クリアロの味ですね。可もなく不可もなく。無難な味がします。もちろん抵抗値が低いのでその分味とミストもしっかり出ています。

続いて別売りの 1.2Ω のコイルで吸ってみます。

こちらも特別美味しいというわけではないのですが、無難においしいです。ただ、ドリップチップの口径が結構大きいので、このミスト量で美味しく吸いたいのなら内径の細いドリップチップを別途で用意して付け替えた方が絶対にいいです。

初期付属のコイルが低抵抗だと言っても、内蔵バッテリーで 1200mah しかないので、一日使いまわそうと思うなら 1.2Ω のコイルを用意した方がよさそうですね。

エアフローコントロールはしっかり重くできるのに、なぜ MTL 用のドリチ付けなかったんだイノキンよ……。

JT PloomTech StarterKit – INNOKIN PocketBox

【VAPEWORX】さんではオリジナルのスターターセットの販売もしているみたいで、今回の PocketBox のセットもあります。

セット内容は、 PocketBox StarterKit 丸々と、リキッド“LOOM(ルーム)の Flash Gum ”シリーズから 15mlサイズのものが1本。プルームテックのタバコカプセルが挿せる専用のドリップチップ、ポーチがセットで ¥5,000(+Tax) です。

このセットとプルームテックのタバコカプセルさえ購入してしまえば、すぐに VAPE でニコチンの摂取が行える。というお得なセットです。

こういった店舗オリジナルのセットは店長のパークさんが考案しているはずなんですけど…… PocketBox StarterKit に付属するコイルだと抵抗値低すぎて、タバコカプセルがすぐダメになります。プルームテック対応って謳ったセットならせめて1個でいいから 1.2Ω のコイル付けましょうよ、ね?

ちなみに……。

全部くっつけるとこんな感じになります。ちょっと頭でっかちな感じしますね。

総評

そんなこんなで PocketBox StarterKit のご紹介でした。

いろいろと微妙にかゆいところに手が届かない部分はあるものの、“小さいうえにパワフルで使い勝手のいいデバイスだ”という印象でした。特に、別売りではありますが 1.2Ω のコイルを MTL 用のドリップチップで運用するのが個人的にいい感じでした。

手のひらサイズで、シンプルながらもシックでかっこいいデザインも結構好印象。ポケットに入れていても邪魔にならないサイズ感なので外出用としても既に重宝しています。

AIO って使いやすさからか、やはり“これから VAPE を始める”という方に向けた商品というイメージがあります。しかし、PocketBox なら既に VAPE を使用している方が、サブ機として持ち歩いても活躍するシーンも結構多そうに思います。

これから VAPE を始める方やサブ機を探している方はご一考あれ。

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JT PloomTech StarterKit – INNOKIN PocketBox (プルームテック スターターキット ポケットボックス)