寒い。寒すぎる。こんな時タバコ辞めれてつくづく良かったなって思います。部屋とか室内喫煙所って最近少ないですし、私が住む京都はもっぱら屋外の喫煙所ばかり。 

 その点、VAPE って家の中で吸ってもヤニとか付かないので家帰ったらエンドレスで吸える幸せを噛み締めている今日この頃です。 

 さて今回は、BP Mods の新作 MOD を頂いたのでご紹介しようと思います。ご提供元はお馴染み【VAPEWORX】さん。いつもお世話になってます。
ではでは、早速レビュー、行ってみましょう。

BP Mods Hilt Mosfet Mod

というわけで今回は BP Mods (BPモッズ) Hilt Mosfet Mod (ヒルト モスフェット モッド) のご紹介。お値段は¥7,200 (+Tax) になります。

BP Mods といえば、当ブログでも以前紹介した Pioneer RTA が記憶に新しいですが、今回の Hilt Mosfet Mod はそれに次ぐ、BP Mods 初の MOD になります。 

内容物は以下の通り。

内容物
・ Hilt Mosfet Mod 本体
・ビューティーリング2個
・スリーブ
・マニュアルカード
・BP Mods SNS リンクカード

外観

外観です。 

シンプルかつハイエンドチックな見てくれしてます。
こう、ザ・人間工学って感じのデザインですね。 

 カラーバリエーションは “Black” “Everglade Green” “Silver” の全3色展開されてます。今回頂いたのは “Silver” カラーのものになります。 

後述しますが、実はこのカラーバリエーションって、同梱するスリーブのカラーの違いなんですよね。スリーブ外した本体のカラーは実は1色のみなんです。 

 MOD 正面にはパフボタン。こちら LED が内蔵されていて、インジケーターも兼ねています。にしても写り込みがすごい……。この MOD なぜかこの部分だけ鏡面仕上げになってるんですよね。意外と指紋が目立ちます。 

 充電用ポート等は設計されていないので、外観はスッキリしていますね。特徴的な形状はすごく手にフィットするので、親指でも人差し指でも違和感なくパフできます。 

 本体上部には 510 のポートがあるのですが、付属のビューティーリングを咬ませることで、それぞれ 22 mm と 24mm が綺麗にいい感じで乗せられるようになっています。 

22 mm のビューティーリングを咬ましてもそもそも本体の直径が 26 mm あるのでツラでは乗らないんです。

ところでこのビューティーリング、ちょっと上手くはめるのが難しいんですよね。MOD 側の突起とビューティーリング側の切り欠きを合わせるようにはめ込んで、定位置まで捻るんですが、途中にOリングが咬ませてあって、コレのせいで結構力押ししないと上手くはまらないんです……。

底にはバッテリーキャップが。スクリューのストロークは結構短いので、バッテリーが入っていない、つまり圧力が掛かっていない状態だと不安になるくらいスルッと抜けます。

で、こちらが件の Hilt Mosfet Mod 本体。 

外側にOリングが巻かれていたり、一部分が飛び出ていたりと結構歪なデザインになってますが、これが Hilt Mosfet Mod の本体部分になります。何が言いたいかって言うと、この部分だけでもMODとして成立しちゃうんですねー。 

スリーブの抜き差しは本体の突起とスリーブの凹みを合わせるように差し込むんですが、本体の外周にはめられた O リングのみを介して固定されています。 

 本体パーツは途中で分割できて、別売りのスリーブを購入することで 18350 サイズのバッテリーで運用できるようになります。

ちなみにこの専用スリーブは¥2,500 (+Tax) で販売されています。

ちなみに 18350 バッテリー用のセットアップだと本体サイズはこんな感じ。小さいですが、基本のシルエットが 18650 バッテリー用の物と近いのでちょっとずんぐりむっくり。かわいい。

スペック

スペックはこんな感じ。

バッテリー 18650 バッテリー or 18350 バッテリー (別売)
サイズ 高さ : 80.1 mm / 円周(1番太い所) : 31.5 mm / アトマイザー設置面直径 : 26 mm
モード VW , VV , Bypass
対応抵値 0.45 Ω ~ 3 Ω
出力変更 3.5 V / 3.8 V /4.2 V (3段階)
充電ポート 無し

意外にも対応抵抗値帯が狭いです。と言うか下限値が結構高めに設定されています。18350 バッテリーが併用できることから、安全マージンが取られているんでしょう。たぶん。 

 出力は定電圧になっていて、Bypass モードは搭載されていませんでした。正直、定電圧で出力できれば Bypass モードなくてもなんとかなるのでそこは別に良いのかな、と。バッテリー残量が減ってきても味が変わらないのはいいですよね。

使い方

では使い方の説明をば。 

電源の ON / OFF はパフボタン5クリック。 

出力の変更はパフボタンを3クリックです。赤→黄色→緑の順に出力が高くなります。 

ちょっとコレはどうなんだ?って思ったのが、バッテリー残量の確認方法。この手のMODって、大体がパフボタンを押した時のLED のカラーで確認ってのが常套手段なんですけど、このMODの場合はわざわざパフボタンを2クリックしないと分かんなんないんですよね。 

普通にパフして吸っている時のインジケーターの表示カラーは設定した出力の色。うーん。正直コレは不便。 

 通電速度は特に問題ないです。違和感なく普通に吸えてます。

総評

というわけで、BP Mods Hilt Mosfet Mod のご紹介でした。

ぶっちゃけ内容的にはなんてことないセミメカニカルの MOD です。

だけど、その枠に収まりきらない見た目の高級感と、手に持った時のしっくりくる感じは他には無い物だと思います。 

あえてこの MOD 欠点を挙げるなら、充電ポートがないことと、バッテリー残量が分かりにくいことくらいでしょうか。気にしなくていいポイントって言われたらそうなんですけど、使ってて不便だなって思ったのはコレくらいでしょうか。 

ここからはちょっと余談。 

これは常々思ってたんですけど、セミメカ MOD って実は最初の一台には向いてないんじゃないかと。もちろん、スターターキットとしてクリアロとセットで販売されているものは除いての話です。 

 ほとんどのクリアロのコイルって推奨値が W 数で表記されています。VAPE 始めたての頃ってその辺よく分からないことが多いと思うので、液晶付きの普通のテクニカル MOD の方が扱いやすい。RBA をビルドするのなら少なくとももう1台テクニカル MOD かオームメーターが必要。 

ってなわけで、これ1台買って VAPE 始めるってのは、個人的にはちょっとおすすめできないんですよね。

とはいえ、セミメカ MOD って一度使うと運用の手軽さとかコンパクトさとか、結構抜け出せない良さってあると思います。今回の Hilt は、定電圧っていうのも使い易さとか利便性というセミメカ MOD ならではの良さを引き上げることに一役買っている気がします。 

 そんなこんなで使いやすくて高級感バツグンのセミメカ MOD お探しの方、ご一考あれ。

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BP Mods Hilt Mosfet Mod