また物欲に負けました。つい買ってしまった……。もうすでに持ってるのに新作出るとつい買ってしまう、そんな魅力がこの dotAIO シリーズにはあるですよね。

そんな訳で今回はあの dotAIO の後継機、その名も dotAIO V2 。初期型の dotAIO との共通点と変更点、最終的にどっち買えば良いのか、見ていってもらえたらと思います。購入元は【VAPEWORX】さんです。

dotMod dotAIO V2 Kit

という訳で今回紹介するのが、dotMod (ドットモッド) dotAIO V2 Kit (ドットエーアイオーV2) 。お値段税込で¥14,800 也。

dotAIO の登場以降、各メーカーがこぞって発売し、絶大な人気を博しまくっている BB ライク系 MOD 。その火付け役たる dotMod の新作です。

これで dotAIO 系統もついに 4 作目。初期型、廉価版、小型版ときて今作 V2 はついにテクニカル仕様になりました。初期型と小型版については過去に紹介した記事があるので、良かったら下記からどうぞ。

内容物はこんな感じ。

  • dotAIO V2 本体
  • 交換用コイル
  • 交換用ドリップチップ
  • O リング類
  • マニュアル
  • ステッカー

外観

外観です。

ぱっと見はこれまでの dotAIO シリーズに倣ってパフボタンオンリーのスッキリしたデザイン。全体にマット加工みたいなのが施されていて艶感と触り心地がすごくいい感じです。

カラーバリエーションは “RED” “RoyalBlue” “White” “Black” の 4 色。まぁ dotMod のことなので、これからティファニーブルーとかスケルトンとか色々出てくるんでしょう。多分。

本体上部にはドリップチップ。今回付属しているドリップチップは dotAIO MINI と同形状で DL 用、MTL 用共にクリアタイプ。正直ここだけ安っぽさがすごいので、お手持ちのドリップチップと交換推奨です。

正面にはパフボタンのみ。相変わらず無茶苦茶綺麗なエングレービング。高級感って感じ。パフボタンの外周は従来通りインジケーターランプとして機能します。

側面には液晶。

背面はリキッド確認用の窓。dotAIO を使っていてこの窓が機能したことは今の所ないのが問題ではあるんですけど、ないよりかはマシです。

充電ポートは底面のここ。今までの型ならポートは側面にあったので、地味にここも変更されてます。

正面のパネルを外すと 18650 バッテリー用のドックと + / – ボタンが隠れています。
というか + / – ボタンがここにあるのなら液晶もここに配置すれば良かったのでは……?

背面のパネル外すとこんな感じ。POD 部分の下側に金属のパーツが追加されてます。

背面パネルの内側には木目調のエングレービングが追加されてます。

因みに、お察しの通り初期型の dotAIO 及び dotAIO SE とサイズ自体は同じなのでパネルの互換性はあります

一応注意点として、初期型のパネルが金属製であったのに対して、V2 のパネルは樹脂製なので厚さが違います。なので、付け替えると本体の厚さが若干変わります。特にパフボタン周りとか、実際触って見ると結構違います。

スペック

スペックはこんな感じ。

バッテリー18650 (別売り)
サイズ縦:78 mm × 横:45mm × 幅:22.5mm
ドリップチップ510
モードAUTO / POWER / Bypass / Ni / Ti / SS
対応抵抗値0.08 Ω 〜 2.5 Ω
VW 上下限5 W 〜 75 W
充電ポートType-C
充電出力記載なし
スペック一覧

オートモードは従来の dotAIO シリーズと同じ仕様。このモードと別に Bypass モードがあるのは、固定出力かバッテリーの電圧から直接の出力かの違いなので、雑に使いたいならオートモード設定で大丈夫。

POWER モードのほかに TC モードがあるのは RBA 系統に適した形ですかね。dotAIO 互換の RBA ユニットは各社からリリースされているので色々遊べそう。どれも結構高いのがキズですが……。

POD

続いて POD というかタンク部分見て行きます。

とりあえず今までのシリーズのタンクと比較するとこんな感じ。シリコンキャップ、タンク上部の金属パーツ、ボトムパーツとほぼ全てのパーツが一新されています。ただ、規格自体は共通なので、dotAIO のタンクを V2 で使うことは可能です。逆もまた然り。

スペックはこんな感じです。

リキッド容量2 ml
リッキッドチャージサイド
コイル抵抗値0.31 Ω / 0.7 Ω
エアフローボトムエアフロー
スペック一覧

リキッドの注入口は新たに弁状のシリコンパーツが追加されて、リキッド漏れに強くなってます。

チムニーパーツがタンク上部から伸びているのもポイント。このパーツのお陰で少量に限り、タンク内にリキッドが残っている状態でコイルを交換できるようになりました。

ボトム部分のコイル固定パーツは、そこが埋まっているものに変更されています。これもコイルの下から漏れてくるリキッドの受け皿になれるような構造。

全体的に “漏れ” に対しての対策がしっかり採られている印象を受けます。従来のものだと、しばらく使わずに置いておくとパネルの中が液びたしになっていることもあったので、これは期待できます。

コイルの形状も従来のものとは変更されています。今までコイル側についていたチムニー部分がタンク側に移行したのでその分短くコンパクトになっています。つまり、dotAIO のコイルと V2 のタンク、dotAIO のタンクと V2 のコイルにはそれぞれ互換性がありません

因みに材質は同じですが、単線からメッシュへと変更されてたりもします。

使い方

使い方はざっとこんな感じです。

  • パフボタン 5 クリック → 電源 ON / OFF
  • パフボタン 3 クリック → メニュー画面へ以降
  • + / – ボタン同時押し → コイル抵抗値再認識

ボタンロック機能がないのは、そもそも + / – ボタンがパネルで隠れているから。考えられてますね。

メニュー画面の “SETTING” の項目から液晶のカラーパターンの変更もできたりします。バリエーションは “WHITE” “RED” “BLUE” “GOLD” “PURPLE” “TIFFANY BLUE” の 6 色から。

本体カラーに合わせて変更できます。ここにも “TIFFANY BLUE” があるので多分発売されるんでしょうね。アノ色の V2 が欲しい方はちょっと待つと良い知らせがありそうです。

吸ってみる

コイルも変更になっているので、とりあえず吸ってみます。

今回は 0.7 Ω のものを使用します。

セッティングしてて気が付いたんですけど、タンクに弁が着いているせいでリキッドが溢れてくる現象が多発します。一応リキッドボトルのノズルをタンクの奥までぶっ刺すことで一応の対策にはなるんですけど、タンク満タンまでリキッドを入れるのがすごく難しいんですよね。

味に関してですが、相変わらず dotMod 製コイル特有の渇いた感じはあるんですが、メッシュコイル故のシルキーさみたいなのもちゃんと感じます。全然悪くないんだけど、これといって特段美味しい訳じゃないっていうか。

総評

というわけで dotMod から dotAIO V2 Kit をご紹介しました。

これまでの良かった部分をちゃんと踏襲しつつも、よりユーザーライクなデバイスに進化している感じがして、個人的には大満足です。

問題は今までの dotAIO シリーズを持っている方が購入に値するか。様変わりはしているものの、基本的な使用感はそこまで大きく変わりません。

最大の強化点である細かい出力調節ができるという点からも、普段から RBA 系統を dotAIO で使用している方は間違いなく買いです。逆に純正のコイルのみの使用であれば態々 V2 に機種変更するほどのものではないです。

初めて dotAIO の購入を検討している方も、将来的にでも RBA 運用を想定しているのなら V2 、コイルユニットでの運用でしか考えていないのであれば初期型か SE で十分事足ります。V2 の方がちょっと高いですしね。

そんなこんなで、dotAIO で RBA を楽しみたい、或いはすでに楽しんでいる方はご一考ください。


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