お盆休みです。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。こう暑いと外に出るのも億劫になります。流石にずっと引き篭もっているのもどうかと思って、先日、涼みに行こうと京都水族館に行ったんですけどすごい人の量でした。

やっぱりみんな考えている事は同じなんですね。事前にチケット買っておいたものの、15分くらいは待たされました。しかし水族館は良いですね。海洋生物ってずっと見てられる不思議な魅力があります。私はクラゲが好きなのですが、京都水族館のクラゲコーナーが少し前に改築されたこともあって圧巻でした。

でっかい水槽眺めながら吸う VAPE は絶対美味しいんだろうなぁ……。流石に水族館では吸えないので、我慢あるのみですけどね。

まぁ水槽と VAPE で涼を取るよりかは、清涼剤たっぷりのリキッドを爆煙で吸うくらいが現実的なんじゃないでしょうか。
と言うわけで爆煙思考の RTA が我が家にやってきました。早速開封レビュー、行ってみましょう。今回も【VAPEWORX】さんのご提供です。

GASMODS KREE 24 RTA

GASMODS (ガスモッズ) KREE 24 RTA (クリー24RTA) です。価格は¥3,500(+Tax)。割とお安い。

GASMODS の KREE といえば、元々22 mm 経の MTL 仕様で発売されていました。私の知り合いも愛用していた気がします。
今回は外観の雰囲気はそのままに、直径 24 mm の DL 仕様に変わって新登場した感じです。 

 内容物はこんな感じ。

内容物
KREE 24 RTA 本体
交換用タンク
ドリップチップ接続パーツ
チムニーアタッチメント
エアフローパーツ 4個
ードライバー
イモネジ / O リング
簡易マニュアル

スペックはこんな感じ。

サイズ 24 mm × 40 mm
タンク容量 3.5 ml / 5.5 ml
エアフロー ボトムエアフロー
リキッドチャージ トップフィル
ドリップチップ 専用設計(510 変換パーツ付属)

外観

外観です。

ガラスタンクの形状に目が行くようなクリア感が綺麗です。こういった形状の RTA って最近多い気がするんですけど、流行りなんでしょうか。個人的には樹脂系なら別にいいんですが、ここまで全面ガラス張りって感じだと耐久面とかちょっと不安が残ります。落としたりしたら簡単に割れそう。 

カラーバリエーションは “SILVER” “BLACK” “GREY” の全3色。グレーカラーって結構珍しい気が。他のアトマイザーだとあんまり見ない気がします。

パーツ点数は、ドリップチップ、ガラスチューブ、チムニーパーツ、エアフローパーツ、デッキの5パーツで構成されています。

ドリップチップはトップキャップ兼用の専用設計になっていて、チムニーパーツとスクリュー式で接続されています。というかこのアトマイザー、デッキとドリップチップの両方が共にスクリュー式でチムニーと接続されているんです。

つまり、トップキャップの開閉及びデッキの開閉の際に同じ方向に捻ることになるので、思わぬタイミングで思わぬパーツが外れてしまう恐れが……。 

付属のパーツで510接続に変更できるのですが、本体との接続方式が変わらないのでこの問題は解決しません。

チムニー内の形状は若干テーパーのかかった平な形状でした。コイツに付属のアダプターを取り付ける事で交換用のガラスタンクに付け替えることができます。交換すると、リキッド容量が 3.5 ml から 5.5 ml に増えます。

エアフローリングは装備されていないので、ドローの調整はここでは出来ない仕様です。口径が広過ぎて余裕で向こう側まで見通せます。

デッキ内にパーツを噛ませることで調節ができるのですが、全閉はできません。

デッキ

デッキです。

形状的には至ってシンプルな2ポストのシングルビルド設計。イモネジがめちゃくちゃデカいです。ここまでデカいともはやイモネジというより普通のネジですね。 

ふと気になってイモネジの語源を調べてみたら、外側が全部ネジになっているものをそう呼称しているらしいです。極小のネジのことをイモネジと言うんだと勝手に勘違いしていました。ただ表記的には区別できるのでこのままの呼称で行きたいと思います。

気を取り直して、デッキの話の続きです。

ポスト感の幅、チムニーの高さ共に申し分ないのででっかいコイルを組んでも全く問題ないかと思います。最近 MTL 系の RTA ばかりビルドしていたので、この容積はちょっと久しぶりな感じです。

先述の通り、エアフローリングが付いていないのでエアーの流入量はデッキ内で調整します。
コイルの真下に当たる、エアーの出口に付属のパーツを噛ませる方式ですね。エアフローパーツは3個付属していて、それぞれ内径が 3 mm 3.5 mm 4.0 mm 4.5 mm となっています。こちらもスクリューが切ってあって、一応マイナスドライバーに合うように切り欠きが入っているのですが、中心に大きな穴が開いていることもあって直径 5 mm くらいのドライバーじゃないと回し辛いです。

ビルド

カンタル24ゲージ、内径 3mm の4巻で 0.4Ω 狙いでビルド。

コイル位置は若干下げ気味。リキッドの流入口も結構大きいのでコットンは若干詰め気味にしてみました。

エアフローパーツは 3.5 mm のものを噛ませてあります。 

やっぱりコレだけいろいろ大きいので組みやすいですね。特にめんどくさいと思うような工程はありませんでした。

吸ってみる

吸っていきます。

なんかザ・DL アトマイザーって感じですね。大味って言ってしまえばそうなんですけど、やっぱり焚いたら焚いた分だけ感じるリキッドの味も濃くなって美味しいです。

ただリキッドチャージがしにくいのが難点かと。狙ってトップキャップ側だけを外すのは至難の技ですね。何回か試したんですけど、どうしてもデッキ側も一緒に回ってしまいます。

 

この仕様だとリキッドたくさん入れちゃうと絶対漏らすことになると思うので、ある程度少なめにしておくことが大事なのかもしれません。

総評

と言うわけで、GASMODS KREE 24 RTA のご紹介でした。

確かに美味しいしかっこいいのでアリなアトマイザーなんですけど、実用性を考えるとちょっと難のあるアトマイザーなのかなと。

エアフローの調整がビルド前にしか出来ない点や、何よりリキッドチャージがしにくいのはちょっと思うところがあります。
まぁでもこの辺は慣れてしまえばどうと言うことも無い、という程度の問題でもあると思うので、そこまで気にしなくても良いのかも。

しかし 見た目も美しく、価格帯も低くいのでお求めやすくていいですね。ぱっと見が気になったらとりあえず買ってみてもいいんじゃないでしょうか。

そんな感じで実用性よりも見た目の美しさを追求した DL RTA 。気になった方はご一考あれ。

GASMODS KREE 24 RTA