ちょっとずつ気温が下がっては来ているものの、まだまだ暑いですね。秋が近づいてきているのか、最近は夜が涼しくて寝付きやすくなったように思います。これからどんどん涼しくなって欲しいです。

さて、秋の訪れを感じつつ今回我が家にやって来たのは、大人気メーカー dotMod さんの新作スターターキットです。

毎度おなじみ【VAPEWORX】さんから購入しました。

それではレビュー、行ってみましょう。

dotMod dotStick Kit

というわけで今回は dotMod (ドットモッド) dotStick Kit (ドットスティック キット) のご紹介。お値段は¥7,000 (+Tax) 。dotMod の製品としては比較的優しめな価格設定な気が。dot aio SE とかがこれくらいの値段だったかと。

さてさて、dotMod の紹介は dotAIO 以来の2記事目になります。上品で高級感を持ちつつもしっかり実用的な dotMod 製品ということで今から期待大です。

内容物は以下の通り。

内容物
・dotMod dotStick Kit
・交換用コイル2個
・交換用ドリップチップ
・18650 バッテリー変更様スリーブ
・Oリング
・充電用 USB ケーブル
・マニュアル

スペック

スペックはこんな感じ。

バッテリー 18650 バッテリー or 18350 バッテリー(別売)
サイズ 高さ:87 mm or 56 mm/直径:22 mm
モード 出力変更3段回 & バイパスモード
対応抵値 記載なし
VW 上限 35 W
充電ポート USB type-C

外観

外観です。

いやー相変わらず dotMod らしい丁寧な作り。高級感すごいです。18350 バッテリーが入るサイズ感ということで、一時期流行ったタコチューブとかコリブリみたいな 350 バッテリーのセミメカチューブ達を想起しますが、あちらよりも価格が低いのが嬉しいポイントですね。

カラーバリエーションは、“BLCK” “BLUE” “RED” “GOLD” の計4色。どれも綺麗です。今回は “BLUE” カラーのものを購入しました。

本体上部は510のスレッドのみ。エングレービングの模様が美しい。

側面にはパフボタン。ボタン系統はこれだけなので、出力調整や電源の操作等はこのボタンのみで行います。ボタンの外周がシリコンリングで覆われているのですが、これはリキッドの内部侵入防止様かと。ボタンにはいつもの dotMod マークがあしらわれています。

ボタンの外周部分がインジケーターランプになっていて、モード切り替え時とか、パフした時にはここが光ります。

その真反対にはシリコンのキャップに覆われて USB ポートがあります。規格は micro USB です。どこかtype−C にして欲しかった感は否めませんが、そもそもこのサイズ感でバッテリー別体型な上に、充電できるならもうそれ以上言うのは野暮ってやつです。

本体底面は電池蓋になっていてここを回して電池交換ができます。ここにもいつもの模様がエングレービングで施されています。

で、ここが最大のポイントなんですけど、底蓋を外して、付属のチューブパーツを取り付けることで本体サイズが延長され、18650 サイズのバッテリーが入るようになります。

2 in 1 的な使い方ができるのはいいですね。18350 バッテリーサイズの小型セミメカって結構需要あると思うんですけど、それに引けを取らないくらい18650 バッテリーサイズのチューブ型セミメカ MOD が欲しいって意見もよく SNS で目にします。これ一台でどちらの需要も補えている感じ、すごくいいと思います。

使い方

使い方は単純明快で、言ってしまえばバッテリー入れてアトマイザー付けてパフボタン押して吸うだけ。セミメカならではの手軽さを最大限に感じられます。

電源のON / OFF はパフボタンを5クリック。電源が入っている状態でパフボタンを3クリックで出力変更モードになります。この状態でパフボタンを押す度に、バイパスモード (白) → ロー (赤) → ミディアム(青) → ハイ (緑) の4段階に変更できます。モードの決定方法は、そのまま放置しとくと勝手に決定されます。楽。

電源 OFF の状態でパフボタンを3秒ほど長押しすることで、ドライバーンプロテクションの ON / OFF を変更できます。

対応抵抗値に関しては、どこにも記載がなかったのですが、付属のクリアロ以外の RBA で使用する場合は必ずバイパスモード (白) で使用するように、という注意喚起が書いてありました。RTA なんかを使いたい場合はバイパスモードが無難かと。

dotStick Tank

お次は付属のクリアロマイザー、dotStick Tank です。dotMod のアトマイザーが金色っていうのは最早いつも通りな感じですけど、やっぱりいつ見てもこのカラーバランスは綺麗。アクセサリー感すごい。

スペックは以下の通り。

リキッド容量 2ml
ドリップチップ 510
専用コイルユニット 0.4 Ω / 1.0 Ω
エアフロー ボトムエアフロー
リキッドチャージ ボトムフィル

タンク部分は多分樹脂製です。ガラス製ではないです。

エアフローについてはボトムエアフロー式で、片側4個、対角に5個の、ちょっとずつ径の違う穴が開いています。

穴の数が違うのは、閉めていくと、合わせて1個のみ穴が空いている状態にできるためです。なので、限界までエアフローを絞った状態が穴1個、次点で穴3個となります。

エアフローリングには、ちょっと深めにローレットが彫ってあるので割と回しやすいです。幅広なのもいい感じ。滑りも良くてヌルヌル回ります。あ、ちゃんと全閉もできますのでご心配なく。

コイルへのアクセスはめちゃくちゃ簡単。実はこのアトマイザー、チャイルドロック式で取り外せるんです。

アトマイザーのエアフローの部分をグッと押し込んで半回転させると簡単にコイルユニットにアクセスできます。コイルの接続は O リングで留まってるだけの最近よくあるタイプのものなので、引っ張れば簡単に外せます。因みにプリインストールされているコイルユニットは 0.4 Ω のものでした。

リキッドチャージも特徴的で、先ずコイル交換と同様にボトムパーツを外します。そんでもってタンクの裏側の穴にリキッドボトルのノズルを突き刺してリキッドチャージ。ZERO の POD のリキッドチャージみたいな感じです。これまた楽でいいですね。

コイルユニットはこんな感じ。

dotMod 純正のコイルは 0.4 Ω と 1.0 Ω の2種類がリリースされています。実はこのコイル、SMOK の NORD と同規格なんです。

つまり、 NORD のコイルも使えちゃうんです!

dotMod って純正のコイルが5個入り¥2,000 と結構お値段張るんですよねー。そういったランニングコストを気にする人でも購入を考えられるように設計してあるんでしょうか。嬉しい気遣いです。

吸ってみる

というわけで早速吸ってみます。

設定はプリインストールされていた 0.4Ω のコイルで、エアフロー全開のハイモードセッティングです。

うわっ!立ち上がり早い。ドロー感としては全開だと重めの DL って感じです。何気にエアフローが優秀で、1穴ずつ閉めていっても体感で分かるくらいには変化してくれます。最小径の穴1つ開けの状態だとゲキ重ドローになります。

ハイモードだと立ち上がり爆速でミストの量もいい感じですね。ただ、dot aio の時もそうだったんですけど、dotMod の純正コイルユニットって何か乾いた感じのミストになるんですよね。リキッドの再現度的には問題ないし、美味しいんだけども、この乾いた感じは一体何なんだ……?

続いてそのままローモードに変更。

うん、これはこれでいい感じ。若干だけエアフロー締めると程良く味も感じます。ミストの量も抑え目になって、喫煙所とかで吸うならこのモードがいいかな。

総評

というわけで、dotMod dotStick Kit のご紹介でした。

いやーこのキットは刺さる人多いんじゃないですかね。510接続できる 18350 , 18650 のどちらのバッテリーにも対応したチューブタイプってだけで需要あるのに、さらにこの価格帯でってなると、万人にお勧めできるキットだと思います。

本体はもちろんシンプルで必要十分な機能を積んでいるいい機種だと思うんですけど、付属のクリアロもスターターキット系のクリアロとしては破格って言っちゃって良いかな、って思うくらいには出来のいいアトマイザーだと思います。

dotAIO の時といい、 dotMod はなんかもうこれで良いじゃんって思わせるような MOD 作りすぎだと思うんですよね。おまけに実際手に持った際の所有欲も凄いから手に負えない。

物欲をかき立てるのが上手いというか。痒いところにピンポイントで手が届くような良い製品だと思います。

価格と完成度、用途の多彩さなんかも考慮して、バッテリー別のチューブ型セミメカ MOD の中では、私の知る限りでは現状 dotStick が選択肢として一番正解なんじゃないかな。

そんな dotStick 、気になった方はぜひご一考あれ。

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dotMod dotStick Kit