先日初めて RTA のガラス割りました。今まで結構雑に扱っても割れたことがなかったので、完全に失念してました……。

ガラスタンクのアトマイザーを使う事がなんだかちょっと怖くなって来たので、こんな物を買って来ました。ので、ちょっとレビューしようと思います。購入元はいつもお馴染み【VAPEWORX】さんです。

asMODus Anani V2 MTL RTA

今回はasMODus (アスモダス) Anani V2 MTL RTA (アナニ V2 MTL RTA) のご紹介。
お値段は¥4,000 (+Tax) 。

以前リリースされていた Anani MTL RTA のバージョンアップ版ですね。例の如く前作を使ったことがないので詳細比較はできなんですけど、店頭で V1を触らせてもらえたので、大まかな仕様変更くらいは理解しました。 

内容物はこんな感じ。

内容物
Anani V2 MTL RTA 本体
交換用ドリップチップ
コイル 2個 (カンタル28G 1Ω / クラプトンコイル 0.6 Ω)
510ピン 3個
+ ドライバー
イモネジ / O リング
マニュアル

スペックはこんな感じ。

直径 22 mm
タンク容量 2.0 ml
エアフロー ボトムエアフロー
リキッドチャージ トップフィル
ドリップチップ 510

外観

外観です。
asMODus に MTL のイメージって全然なかったんですけど、実に asMODus らしい、男ウケの良さそうなメカニックなデザインだと思います。格好いい……。 

カラーバリエーションは“GOLD” “BRUSHED STAINLESS” “BLACK” “BLASTED STAINLESS” の計4色。
今回は “GOLD” カラーのものを購入しました。金色って普段全く選ばないんですけど、今回はちょっと試したいセットアップがあったので敢えてのカラー選択です。詳細は後ほど。

構成パーツは、ドリップチップ、トップキャップ、タンクパーツ、チムニー、デッキの計5パーツ。 

ドリップチップは短くて内径の細いウルテム製のものがセットされていて、一般的なサイズのプラスチック製のものが別途付属します。 

トップキャップは一般的なRTAと違い、写真の○で囲ってある部分が外れます。小さいので外した拍子になくしたりしないように注意。

トップキャップを外すと、リキッドチャージ用の穴が3箇所出てきます。チャージホールは、中心から外側にかけて、斜めに穴が開いているんですが、これに何かしらの意味はあるんだろうか。

多分ですけど、キャップ閉めたときになるだけ圧力がかからないような設計なんだと思います。違ったらごめんなさい。

タンクパーツはオールウルテム製です。上部分に継ぎ目がありますが、ここは特に取り外しはできません。私は、最初手に取ったときにここが回るものだと思って必死に回していました。普通に接着跡なので逆に外れちゃったら大問題です。

 外観上1番目を引くであろう、中央の突起はチムニーパーツです。チムニーパーツは、タンクを貫通してトップキャップとねじ式で接続されています。

なのでトップキャップ外してしまえば、タンクが取り外せちゃいます。

今回1番 注目すべきはココ。なんと今回V2になってようやくエアフローの調節ができるようになりました。MTL RTA なのに前作は調節できなかったんですよね。エアフローの調整は、幅広の穴と、小さい穴が1箇所ずつ開いていて、無段階で調節できます。

デッキ

デッキです。

2ポストのシングルビルド設計の結構オーソドックスなデッキ。結構小さいです。

エアーの出口がハニカム構造になっているのがちょっと特徴的。

 ポストは左巻き仕様なので、コイル右巻き派の人はちょっとめんどくさい仕様になってます。アメリカの人は左巻きが多いんでしょうか?

 ワイヤーの足を通す部分も結構しっかりマチが作ってあるので、太いワイヤーでも大丈夫そうです。 

 リキッドとコットンとの接地点はコットンホールの真下。負圧で吸い上げる方式ですね。

ビルド

今回もいつものビルドで組んでいきます。カンタル26G、内径3mm の6巻です。 

先ほど散々左巻きだって書いておいて、手癖で右巻きで組んでます。
マチが広いこともあってか、意外とコイルが逃げます。

これ28ゲージだと結構難しいんじゃないかな。

 最近のアトマイザーであれば絶対と言っていいほどついている、コイルジグ用の窪みが付いてないのでコイル下げるのがちょっと難しいです。

吸ってみる

それでは吸っていきます。 

まずは口径の大きい穴全開で。

 結構ドローは軽いですね。多少抵抗があるくらいで、問題なく DL できるくらいには軽いです。

 続いて小さい方の穴で。
こちらは割と重いです。MOEMO RTA の中位の穴1個開けくらいの重さだと思います。エアフローリングが回るので、この状態よりもドローを重くできます。この辺の自由度が高いのはいいですね。やっぱりMTL  RTA にエアフローコントロールは必須です。

 味に関しては、どちらかというと丸みのある感じ。濃い薄いではなく、まろやかなイメージというか。良くも悪くも及第点といったところでしょうか。

個人的に気に入ったのがミストの入り方。シルキーというかなんというか。エアーの出口がハニカム形状なおかげだとは思うんですが、スムーズにミストが上がって来ている感じがします。 

 先日レビューした、BAD Bulls の ICE RIME を入れてみたんですが、このアトマイザーで吸うと味と清涼感のバランスがいい感じで美味しく吸えました。

初期セットのドリップチップだと、コイルとの位置が近すぎるせいでチェーンしていると唇が熱くなります。ドリップチップを咥えると、構造上どうしても唇がトップキャップに当たるんですよ。そこだけが唯一気になる点でした。

総評

と言うわけで、asMODus Anani V2 MTL RTA のご紹介でした。

良くも悪くもニッチなアトマイザーだなという印象。

正直なところ、味だけで言えば、これと同じ価格帯で美味しいアトマイザーって選択肢他にもあります。

このアトマイザーのポイントは、あの asMODus 製であることと、個性的な外見。あとはシルキーなミストの入り方です。

ところで、今回GOLD カラーを購入した理由についてなんですけど、dotStick に合わせてみたかったからなんです。

どうです?意外とマッチしている感じしませんか。dotMod の製品って、基本的に金色が細部に使われているので、手持ちのアトマイザーが SS カラーがほとんどの私にはちょっと合わせ辛かったんです。

特に dotStick は結構スッキリした印象の MOD なので、Anani V2 みたいな独特な外見のアトマイザーが乗っかると、シルエットにアクセントが出るので個人的には結構お気に入りのセットアップです。

とまぁそんな感じで、個性的なシルエットの MTL RTA をお探しの方、ご一考あれ。

asMODus Anani V2 MTL RTA