今回はテクニカル MOD 。あの Eleaf さんからあの名機のご紹介です。
もはや知らない人間なんて 1 人もいないんじゃないかってくらいには国内のベイパーに圧倒的な知名度を誇るテクニカル MOD の Pico シリーズの最新作です。
古き良き、というか皆が好んで使っていた理由をしっかり詰め込んだ MOD になっているのでその辺詳しく見ていきます。
今回も【VAPEWORX】さんのご提供でお送りします。
Table of Contents
Eleaf iStick Pico Plus Mod
ついにこいつがやってきた!今回紹介するのは Eleaf から iStick Pico Plus Mod です。お値段税込で¥4,400 。
やっと我々が欲しかったあのサイズ感で 22 mm 以上が乗る Pico が出ました。満を辞すぎてて若干遅すぎた登場感が否めませんが、何年経っても使いやすい MOD ってのはやっぱり使いやすいものです。
内容物はこんな感じ。
- iStick Pico Plus Mod 本体
- 充電用ケーブル
- マニュアル
- WARRANTY カード
- バッテリーチェックカード
MOD 単体の商品なので内容物は至ってシンプルです。
外観
外観です。
そうそうこれだよこれ。この感じこそ我らが求める Pico なんだよ。
カラーバリエーションは “BLACK” “PEARL WHITE” “GREY” “SILVER” “ROSE GOLD” の 5 色で展開。ブラックカラーのみフルブラックで、他カラーは上下の蓋部分がシルバーです。
本体上部には 510 接続のスレッドとバッテリーのトップキャップ。トップキャップのサイズは無印 Pico と変わらないものの、デザインが微妙に変更されています。
ここがこの MOD の “PLUS” たる由縁なんですけど、天板の部分が少し出っ張っていて、初代の Pico より一回り大きなサイズのアトマイザーも載せられるようになっています。この天板のみのサイズ変更によって、グリップ部分のスリムさを保ったままアトマイザーサイズの拡張を可能にしている訳ですね。
本体正面にはパフボタン、液晶画面と充電ポート。パフボタンのストロークが長くなっていて、ちょっと重めの押し心地です。嫌いじゃない。
本体側面はこんな感じ。下側にメーカー名と商品名のロゴが書かれています。
横から見るとわかりやすいんですけど、上下の MOD の蓋の部分が同じ形状になっています。デザイン的にも対象感あっていいですし、底が広くなっていることで転倒しにくくなっているので安心です。
底面には + / – ボタンとベントホール。この辺は過去作と何ら変わりないです。
ちょっとした懸念点なんですが、22 mm サイズのアトマイザーを乗せると結構出っ張ります。気になる人は気になるのかも。
スペック
スペックはこんな感じ。
バッテリー | 18650 バッテリー(別売り) |
サイズ | 縦:70.6 mm / 横:47 mm / 幅:25 mm |
モード | VW / BYPASS / TC |
対応抵抗値 | 0.15 Ω 〜 3.5 Ω |
VW レンジ | 1 W 〜 75 W |
充電ポート | USB Type-C |
対応充電出力 | 5 V / 2 A |
モード数や出力に関しては特段目立ったポイントは無いんですが、やっぱり Type-C 充電と急速充電対応は強いです。とはいえ昨今だとほぼ必須な機能と言っても差し支えない気もしますが。
Picoシリーズの比較
せっかくなのでここからスコンカータイプを除いた 18650 バッテリーのみ対応の Pico シリーズをずらっと比較してみましょう。各データについては Eleaf の公式サイトと VAPEWORX さんの商品ページを参照しています。
初代 Pico | Pico 25 | Pico X | Pico2 | Pico Plus | |
本体サイズ | 45 x 23 x 70.5 mm | 48 x 25 x 70.5 mm | 51 x 25.5 x 77 mm | 50 x 27.5 x 71 mm | 47 x 25 x 70.6 mm |
アトマイザーサイズ | 22 mm | 25 mm | 22 mm | 26 mm | 25 mm |
VW 出力 | 1 〜 75 W | 1 〜 80 W | 1 〜 75 W | 1 〜 75 W | 1 〜 75 W |
VW 対応抵抗値 | 0.1 〜 3.5 Ω | 0.1 〜 3.5 Ω | 0.1 〜 3 Ω | 0.05 〜 3.5 Ω | 0.15 〜 3.5 Ω |
モード数 | VW / BYPASS / TC | VW / BYPASS / TC | VW / BYPASS / TC | VW / TC | VW / BYPASS / TC |
充電ポート | MicroUSB | MicroUSB | MicroUSB | Type-C | Type-C |
充電出力 | 1 A | 2 A (急速充電) | 記載なし | 2 A (急速充電) | 2 A (急速充電) |
表の赤字の部分が付加価値というか、優れている点です。今更わざわざ初代 Pico 買うか?とか考えましたけど、初代だけ持ってるってパターンも多いかと思うので比較用に。
サイズ感はほぼほぼ同じだし、18650 バッテリー 1 本の MOD で 70 W もかけることはないので、この表の中で重要になってくるのはアトマイザーサイズとモード数、後は充電周りでしょうか。
MOD で充電する派の私みたいな人間にとっては、Type-C ポートと急速充電は欲しいので、今選ぶなら “2” か “Plus” の 2 択かなって感じです。
私の手元に初代 Pico 、Pico 2 、Pico Plus の 3 機種があるので、実際に写真で比較。
バッテリーキャップを含めた高さはほぼ同程度なものの、こうやって見ると Pico 2 がダントツで背が低いです。一方で初代と Plus の 2 機種はでっぱり部分の横幅以外は見た感じも持った感じも全く同じに感じます。
でっぱりが無い分、グリップ感は初代 Pico の方が上。Pico 2 は結構幅広なので、手の小さな人からするとちょっと持ちにくかったりするのかな。
510 スレッド付近のデザインは Pico 2 のみフラットタイプ。初代と Plus は凹凸がとってあって、傷つきにくいデザインになってます。
ここまで色々比べてきましたが、正直どの Pico もダントツでこれだ!って決断できるポイントがある訳ではないです。当ブログの結論としては、好きなの使えばいいじゃないかってところで。
Pico2 のレビューは下記まで。
使い方
毎度恒例使い方一覧。
- パフボタン 5 クリック → 電源 ON / OFF
- パフボタン 3 クリック → モード変更
- + / – ボタン同時押し → キーロック
- + ボタン&パフボタン同時押し → ステルスモード ON / OFF
- – ボタン&パフボタン同時押し → ドライプロテクション ON / OFF
とまぁこんな感じ。
モード変更画面は初代 Pico と全く同じ。+ / – ボタンで順繰りに回ってパフボタンで決定の方式です。メニュー画面のデザインも初代リスペクト……というか全く同じ UI 使ってるのかなと。
ステルスモードは画面のみ消灯する機能で、キーロックを ON にするとパフボタンのみが効く状態になります。ドライバーンプロテクションは、コイルの焦げ防止機能です。この MOD でコイルの焼き入れする時にこのモードが ON になっていると通電がカットされるので注意。
セット販売
iStick Pico Plus は MOD のみの単品販売以外にも、アトマイザーとセットのスターターキット、さらにバッテリーとリキッドもセットになった VAPEWORX さんオリジナルのスターターセットでの販売も行っています。
セットのアトマイザーは、Eleaf 系のスターター毎度お馴染みの Melo シリーズの最新作 MeloMelo 4S 。オリジナルセットに付属するリキッドは、国内の大手リキッドメーカー、小江戸工房のリキッド 7 種類から 1 本です。15 ml サイズのリキッドが付属します。
総評
といった感じで、Eleaf の iStick Pico Plus Mod をご紹介しました。
なんだかんだ個人的にも未だに使い続けている Pico シリーズの最新作ということで、普段通りの取り回しのしやすさを期待していたのですが、その点ではもう満点ですね。痒いところに手が届いたというかなんというか、そんな感じです。
初代 Pico のあのフィット感が良くて使い続けていた身の私からすれば、同じサイズ感でスペックアップしてくれた今回のPico Plus は最高に使い勝手の良い機種です。
そんなわけで、サイズはそのまま純粋にスペックアップした初代 Pico の正統後継期、気になる方は是非ご一考ください。
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