今回は、TITA AIO の互換カトマイザーのご紹介です。TITA AIO というか dotAIO 互換カトマイザーのサードパーティー品を触るのは今回で 2 つ目になるんですが、ここ 1 年で手の届きやすい価格帯のものが随分増えました。
使ってみた感想としては、ビルドも簡単で漏れない、イガらない。エアフローも小回りの効く優秀な RBA ユニットでした。その点含めて見ていってもらえればと思います。今回も【VAPEWORX】さんよりご提供頂きました。
Table of Contents
VEEPON TITA RBA
というわけで今回紹介するのが、VEEPON から TITA RBA (チタ)。お値段税込で¥6,380 也。前回紹介した TITA AIO 用の RBA タンクになります。TITA AIO で使えるってことは、即ち dotAIO でも使えるということ。実質 dotAIO 用のタンクと言っても過言じゃないのかも……?
内容物はこんな感じ。
- TITA RBA 本体
- エアフローピン ( 5 種類 )
- 510 コンタクト変更アダプター
- 簡易マニュアル
- イモネジ / O リング類
今回も紙箱に中に缶パッケージでした。 VEEPON の他の製品もこんな感じでしっかり梱包されてるんでしょうか。
スペックはこんな感じ。
リキッド容量 | 3 ml |
エアフロー | ボトムエアフロー |
エアフローピン | 1 mm / 1.5 mm / 2 mm / 2.5 mm / 3 mm |
外観
外観です。以前紹介した Era AIO と違い、ボトム部分に隙間が空いているので、ちょっとスッキリしたデザインです。
カラーバリエーションは “BLACK” “SILVER” “RED” の計 3 色。基本的に普段は隠れている部分なこともあって、dotAIO 系の互換カトマイザーでカラバリがあること自体が結構珍しいです。カスタムパーツのクリアパネルを使っている方からすれば結構嬉しい仕様なんじゃないでしょうか。
パーツ点数は、タンク、チャンバー、デッキ、エアフローパーツ、ボトムリングの計 5 点。TITA の純正クリアロタンクより RBA タンクの方がパーツ点数が少ないってほんと?
リキッドチャージはここ。シリコン製の蓋を外してチャージします。チャージホールがティアドロップ型なのもクリアロタンクと同じです。
正面には “TITA” の刻印が。
底面。
中心が接点件エアフローピンになります。四隅が謎に出っぱってますが、これはMODにはめ込んだときに引っかかるようにってことなんだと思います。
エアフローピンは外枠の切り欠きのあるパーツを外して交換します。これがエアフローリングかと思ったんですがそんなことはなく、エアフローの調節はピンの交換以外ではできないようになってました。
3 mm 径のピンのみ形が違いますが、このピンを使う場合はまたちょっと別の工程を踏む必要があります。
っていってもデッキ側のこの十字に切り欠きがあるパーツを取り外すだけなんですけどね。
ビルドする際もこのパーツを取り外し、510 変換アダプターを取り付けて行います。このアダプターパーツは側面にローレット加工が施されているので脱着はかなりスムーズ。
もちろんちゃんと dotAIO にもはまります。
デッキ
続いてデッキです。
シングル前提の 2 ポストデッキ。対角線上タイプなのでビルドもしやすそうです。
デッキとチャンバー、チャンバーとタンクはどちらも O リングとシリコンパーツの摩擦で固定されているので、引っ張ったら普通に外れます。デッキを外す際は、持つ所を気をつけないとリキッドぶちまける恐れがあるので注意です。因みに私はぶちまけました。
ウイッグポストが結構広く取られているので、ちょっと太めにコイルを巻いても大丈夫そうなのが個人的にポイント高いです。
因みにチャンバー内はこんな感じ。因みに脱着の際の表裏はありません。どちらからでもはまります。
リキッドホールが結構大きいのに対し、天井が平行で高さがあまりないので、おっきめのコイルでビルドする際はショートに注意です。ボトムギリギリまで下げちゃうのがいいかもです。
ビルド
ではビルドしていきます。
とりあえずいつもの感じで、カンタル 26 G を内径 3 mm で 6 ラップ。
高さはギリギリ下に付かないくらいまでには攻めてみました。
コットン通してこんな感じに仕上がりました。デッキの幅で切ってふわっとさせたくらいで、ほとんど梳いてないんですけど、この感じだとちゃんと供給してくれる……はず。
ビルドの難易度はとても低いんですが、芋ネジがちょっと問題というか。表面積がデカいので回しやすいのかと思いきや、マイナスの溝が狭くて浅いので結構回し辛いです。
吸ってみる
さて、早速吸ってみます。
先ずはドローチェック。
1 番口径の小さい 1 mm のピンはちゃんと MTL 。しっかり肺活量を要求する感じです。逆に最大の 3 mm のピンは結構軽くなります。dotAIO や TITA AIO の空気の流入量ダイレクトにそのままって感じです。ただ 3 mm ピンだけはもう一段分解しないとセットできないので、ちょっとめんどくさいです。
今回はとりあえず 1.5 mm のピンを使用しました。因みに 1.5 mm ピンだとちょい軽めの MTL って感じのドロー感です。
味に関しては申し分なく。ちゃんと美味しいです。結構しっかりキッドの味をそのまま出してくれるというか。リキッドを選ばない素直なフレーバーの立ち方をしてくれます。
しばらく使ってみたんですけど、個人的なベストは、カンタル 24 G を内径 3 mm で 6 ラップのコイルで、エアフローピンは 2 mm 径のセッティングでした。RDL くらいのドロー感で吸うのが最近の好みなのかも。
総評
そんなわけで、VEEPON から TITA RBA のご紹介でした。
芋ネジの仕様に若干の不満はありつつも、それ以外は結構素直で使いやすい RBA ユニットでした。1 週間くらい使っているんですけど、ウイッグポストが広く、チャンバーのリキッドホールのサイズも大きめなので、今のところジュルることもイガることもありませんでした。
比較対象が Era AIO しかないんですが、比較すると正直 TITA AIO の方に軍配が上がります。純 MTL でタバコ系を吸うのなら Era AIO の方が合っているんですが、軽めのドローでタバコ系以外を吸うなら TITA AIO の方が美味しいと思います。ビルドもコットンワークの難易度的に TITA AIO の方が簡単です。
といった感じで、そこそこのお値段で汎用性抜群の dotAIO 互換カトマイザー、お探しの方はご一考下さい。
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